カナダから帰ってきてもうすぐ3年になろうとする。
帰ってくる前は日本に帰っても頑張って英語の勉強するぞと思っていた。
だけど、日本での生活は思ったより忙しくて、
なかなか英語をやろうという気持ちになれなかった。
2年間、いろんなものに手を出しては挫折しまくった…
・NHKラジオ講座を毎日聞く
夫がラジオ嫌い。ストリーミング放送で聞こうとしたけど、毎日続かなかった。
・レアジョブ
カナダにいたときは毎日やっていたけど、これも忙しくてできなくなった。
・英語音読パッケージ
英語音読パッケージは、
英語を音読することと、瞬間に英作文することで、会話力があがるというもの。
毎日これって決めて、もっと自分のペースでできるものがいいのかもと思い、
前から興味あった英語音読パッケージを買ってみたけど、
一回あたりにかかる時間が多くて、これもなかなかできなかった。
・洋書を読む
気になっているけど未邦訳の本がいくつかあったので買ってみた。
けど、これも時間がかかってダメだった。
特に、意味が掴めないところが出てくると集中力がもたなくなった。
最終的に行き着いたのが、海外ドラマだった。
『ハンドメイズ・テイル(侍女の物語)』がドラマ化されると聞いて、
面白そうと思って登録したのだ。
もちろん全部聞き取りはできないけど、
なんとなく英語に触れてるな〜という気分が味わえてよかった。
それと、ちょっと耳慣れない単語が出てきたらちょこちょこ調べたりして、
語彙も増えてよかった。
けど、話に夢中になりすぎて、流し見するようになってしまった。
語彙も、スパイのドラマを見ていたときは、拷問とか、諜報員といった
全然使わない単語ばっかり覚えたから、どうなんだろうという気持ちになってきた。
見ないよりは英語に触れられるからいいけど、
これだけで英語やった気になるのはよくないなと思った。
カナダにいたときは、毎日英語の環境だから英語へのハードルが低かったし、
できないからやらなきゃという気持ちがあった。
それに、仕事はパートだったし、カナダの人は休むときは休むというスタイルで、
時間の余裕もあった。
だけど、日本に帰ってくると、あっという間に日本語環境になれてしまった。
それに、日本社会は慌ただしかったし、夫やわたし自身も新しいことを始めて
慣れるのに大変で、心の余裕も時間の余裕もなかった。
結局「英語をやりたい」という気持ちはあったけど、
日々の生活に追われるまま、2年が過ぎてしまったのだった。