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Channel: こけし日記
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予定の立て方

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最近予定の立て方に悩んでいるので、これまでの自分の予定の立て方を振り返り、今後の方針を書きます。

 

自分を計画的な人間だと思っていたライター時代


ライターのときは締め切りから逆算して、いつから動き出せばいいか決めていました。
さらに、ある程度自分の作業にかかる時間はわかっていたので、おしりがわかれば取材日を決めてスケジュールを組んでいけばいいだけでした。
予定の立て方をそこまで迷うことがありませんでした。

また、スケジューリングに関しても、複数の取材や移動はできるだけまとめていれるとか、長時間作業するのがしんどいテープ起こしは毎日コツコツやるとか、一気に仕上げた方がいい原稿執筆は2・3日まとめて取るとか、仕事内容によってどうやるのが効率的かわかっていたので、とてもシンプルでした。

本づくりも、それと同じ要領ですればよかったので、そこまで悩みませんでした。
例えば、あるイベントがあってその日までに制作物を作りたいなら、イベントまでの期間を逆算して、同じようにスケジューリングすればいいだけでした。
しかし、ライターをやめてから私が得意なのはあくまでもでも「仕事」の予定や「仕事に類似」した予定を立てることだということに気づきました。
特に苦手なのが、自分の楽しみに関する予定、長期的なスパンでかなえたいことに関する予定を立てることです。


自分の楽しみを後回ししたり、計画を譲歩してしてしまうくせ


これまで、行きたい展示や映画などを見逃すことが多く、どうしてだろうと思っていたました。
どうも私には長らく仕事の予定を優先して入れ、その次に人から入ってきた予定を入れ、最後に自分の楽しみのための予定を入れるというくせがあるようでした。
フリーランスでカレンダー通りの生活をしていなかったこともあり、結構ある年齢まで、自分の楽しみのために休みを取ることや、自分の楽しみを最優先することをかなり自制していました。

もう一つ苦手なのが、長期的なスパンでかなえたいことをかなえるための計画力です。振り返ってみると、最終的にこうなりたいという形を、ちょっとした停滞や人からの影響で、いともたやすく譲歩してしまうくせがありました。

 

セルフイメージを変えたい


私はライターのころは自分がものごとを計画的に進められる人間だと捉えていましたが、ライターをやめてから、そういうセルフイメージが崩れてきました。
そして、せっかく買ったのに最後まで続かなかった語学の本や、禁酒したいのにたまに飲んでしまうことや、理想体重を維持することがなかなか難しいことなどを思い出して、自分をなかなか物事が続かない飽き性な人間だと悲しくなりました。

行きたかった映画の公開が終わるたびに「ああ行けなかった」と思ったり、
語学の勉強を休んだ日に「またできなかった」と思う自分に嫌気がさして、
このセルフイメージを変えたいという気持ちが強くなってきました。
それでまずはこのセルフイメージを変えるために、予定の立て方を変えたいと思うようになったのです。

 

家事の日を作る


例えば1日フリーの日があって、予定がないときに、朝から出かければいいのに家事のあとじゃないと出かけてはいけないような気がしてしまいます。
しかし、家事をやったあとだと疲れて、今日はもういいかとなったりするのです。
そうやって、次の休み、次の休みと思っている間に、行きたい展示や映画は終わってしまうのでした。

これまでは家事をなんとなく毎日しなければいけないと思っていたのですが、それをやめて家事をする日を決めることにしました。
今までは洗濯すると排水溝が気になって、そしたら洗濯槽が気になって、ああ、風呂のカビ取りもやらなきゃみたいに、小さい家事だけのつもりが時間がかかる家事にも手を出してしまうことが多かったです。
それを放り出して出かけることで、家が汚いのに遊びに行って!というような気分になっていました。
そのせいでせっかくの休みが1日つぶれるということが多かったです。
そうすると、せっかく休みだったのに家事ばっかりして損したなとか、休みなのに何もすることのないつまらない人間だなと思ってしまいます。

なので、時間のかかる家事に関しては、小分けにしてなんとなくこのあたりでやろうとあらかじめ決めておくことにしました。

 

やりたいことの優先順位をつける

 

前はなんとなくSNSで流れてきたイベントや情報に流されて行きたい気になっていたものが多かったように思います。
また、なんでも仕事のネタになったので、方向性が定まりませんでした。
それに、ライターだと月の収入がバラバラだったので、なかなか予算を決めて行動することも難しかったです。
なんとなくお金がないような気がするからやめておこうとか、今月は大丈夫そうだというどんぶり勘定で計画を立てていたところがありました。
でも、今は語学、空手道場、本と割とやりたいことがはっきりしているのと、使える時間が少ないので、優先順位がつけやすいです。
限られた時間とお金の中でやりたいことを絞るのがしやすくなり、決めやすくなりました。

長期の目標は目標と作業量を見直す

長期の目標に関しては、目標と作業量の見積もりが甘くて、やってるのに届かないということが多かったです。
私は一発逆転思考が強く「これで解決」というアイテムを探しがちでした。
そして、それでうまくいかないとすぐ次の一発逆転アイテムを探しにかかるということが多かったです。
そして思ったような成果が得られないため、続けるのが嫌になってやめるというパターンがほとんどでした。
なので、まずはそれをやめて、高すぎる目標を掲げず、でも理想は低くしないために、小さい目標を少しずつ作って毎日続けることでそれを目指すという方法に変えました。

例えば語学は1週間に1日やるより、20分でもいいから毎日やった方が意味があると思います。なので、1日でできる作業量に分解して、それを続けるという方法にしました。
また、続けられなくても、あまり落ち込まないようにしました。
最終的に目標がかなえられたらいいので、あまり毎日やることに力みすぎないで、
続かないからといってくよくよするのをやめることにしたのです。

 

継続するために予定を立てる


たぶん、私はこれまで一回掃除してきれいになったとか、ひと月節約して貯金できたばかりにフォーカスしていて、それを継続することの大切さに目がいっていなかったように思います。
掃除をしたらきれいな状態を維持することが大事だし、お金は貯めたいなら毎月節約することが大事です。
それなのに、1回の成功体験が一発逆転をもたらしてくれるというようならくちんな必勝法がどこかにあるのでは?と考えていたように思います。

でも、大事なのは一発逆転の方法を探すのではなく、掃除や貯金といった当たり前のことを一回で終わらせたり、気分でやったりやらなかったりするのではなく、継続することです。

自分がまだあまりうまく予定を立てられているとは思わないのですが、自分の予定の立て方のくせを見直すことで、もうすこしうまく生活できるようになばいいなと思います。


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