青木真兵さんと青木海青子さんの『山學ノオト』を読みました。
前に『彼岸の図書館』という本に対談を載せてもらいました。
これは奈良県の東吉野村で私設図書館を営む青木真兵さんと青木海青子さんの本で、
いろんな人との対話が載っています。
『山學ノオト』はおふたりの新しい本です。
レトロな感じのかわいい装丁だが、内容は主には青木真兵さんの日記と、
青木海青子さんのエッセイ。
青木真兵さんの日記は結構政治の話とかも出てくるので
見た目よりは硬派な内容だった。
昨日書いたブログのアサノさんの本の中に、
「読むことはひとりになること」って話があった。
青木海青子さんのエッセイはちょうどそんな感じの文章。
このあいだ青木海青子さんとお茶したら、結構寝付けないときに書いたりしているっておっしゃっていたけど、文章からもそんな雰囲気が漂っている。
夜の孤独の中で自分と対話するような文章、だけどそこに「ひとりぼっち」の寂しさはない。
もっと青木海青子さんの作品をいろいろ読んでみたいなと思った。
注記
この記事では、著者両者をフルネームで記載した。
これは女性の側が名前だけだと「奥さん」みたいな添え物みたいな感じがして好きではないという個人的な感覚によるものであり、両方の本の出版社および担当編集者を批判するものではない。